2.ウッドデッキ製作②

では、どんな木材を使用するのか、これはとても重要です。

いろんな木材を検討した結果、イタウバという木材を採用しました。

これが大正解だったと思っています。

これは15年経過後のウッドデッキです。

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15年経過した現在でも強度に変化は感じられません。

5年に1回程度で塗装してるので、その影響も大きいかもですが、「イタウバは塗装の必要は無い。」とどこかのサイトに記載しているのを見た記憶があります。

原産地では橋脚に使用されているようで、耐水性があり、非常に丈夫らしいです。

表面は紫外線などで褐色し、劣化しているように見えますが、表面を削ってみると

購入当時と同じでした。(イタウバは少し黄色っぽい色をしています。)

 デッキ材として使用する木材はウリン、イペ、イタウバなどのハードウッドを強くお勧めします。

安価だからといって絶対にSPF材で製作しないようにして下さい。すぐに腐ります。

デッキ材に適した木材についての詳細はリーベさんのHPで確認して下さい。

私はサンプルを送ってもらって決めました。

ハードウッドという名の通り非常に堅い木材ですが、その中でもイタウバは柔らかい方なので、切断や穴あけなどの加工が楽なようです。

私はイタウバしか使用していないので、他の木材の堅さは分かりませんが、柔らかいと言われるイタウバでも何本かドリルビットが折れてしまいました。

(私の腕が未熟だったこともあると思いますが...)

ちなみに木割れ防止のため、ビス止めする前に必ず下穴をあけないといけません。

 

以下は木材以外に購入した主なものです。

 (1)電動丸ノコ(ホームセンターの安いやつ。最大切込深さは56mmくらいかな)

 (2)インパクトドライバー(RYOBI)

 (3)オービタルサンダー(ホームセンターの安いやつ)

 (4)電工ドラム

 (5)丸ノコ定規

 (6)さしがね

 (7)クランプ(最低2つは必要)

 (8)ブルーシート(雨除けに木材をくるむ用など大きめサイズも購入)

 (9)コーススレッド(ステンレス製 75mmまでの長さ数種類)

(10)ドリルビット(6mmまでのセット品を購入)

(11)皿取錐(ビスの頭が飛び出ないようにするために必要)

(12)基礎ブロック

(13)塗料(インウッド ⇒ 現在はウッドステインプロを使用)

 

使用した工具や道具を紹介します。

◇電動ドリルドライバー

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当時、電動工具はこれしか所有してませんでした。

主にドリル(穴あけ)として使用しました。

 

インパクトドライバ

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ビス止めするにはインパクトドライバー必須です。

電動ドライバーではパワー不足でビスが途中までしか回せません。

手回しのプラスドライバーなんて...一度やってみて下さい(笑)

インパクトドライバー使用のポイント(コツ)は、ビットをしっかりとビスに押し付けながら締め付けすることです。緩める時も同じです。

押し付けが甘いと、ビスの頭をナメてしまいます。

 

◇丸ノコ

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当時はこの丸ノコを使用しました。

丸ノコは扱い方を誤ると非常に危険な道具になります。

軍手の場合は回転刃に巻き込まれる可能性があるので、軍手ではなく素手で扱うことをお勧めします。

正しい使い方をしないとケガをしますので、気を抜かないように気を付けて下さい。

当時は作ってなかったのですが、丸ノコスライダーを作成しておくとデッキ材を効率良く切断できます。

丸ノコに関しては、正確な直線、正確なサイズで切断するための方法、治具作成など奥が深いので、またの機会に詳しく紹介したいと思います。


◇塗料(インウッド)

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当時はこの塗料を使用しましたが、現在は販売終了になっています。

かなり気に入ってただけにショックでした...Σ(゚д゚;)ガーン

現在は代替えとして、リーベさんで販売しているウッドステインプロを使用しています。

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根太などは後から塗料を塗れないので木材が届いたらまず塗料を塗りました。

塗料はオイルステイン系が木材にも優しくて良いと思います。

エスに塗料をしみ込ませて雑巾掛けで塗れるので、楽に塗れるし、ムラが出ません。

(面倒でしたが切断の都度、切断面にも塗りました。)

 

1.ウッドデッキ製作①

 これが我が家のウッドデッキ。完成間もない頃の写真です。

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ド素人だった私ですが、なんとか完成させることができました。

これからウッドデッキを作ろうと考えている方は、私と同じで知識や道具も揃ってない状態からスタートするケースが多いのではないでしょうか?

私がどのように製作したのかを記載したいと思います。

なにぶん15年くらい前の事なので抜けてる部分もあると思いますが、記憶を辿りながら書いていきたいと思います。

少しでも参考になるものがあれば幸いです。

 

まずは、ウッドデッキの構造や作るために必要な道具や使い方など、始めにインターネットや関連書籍から知識を深めました。

 

そして、どのようなウッドデッキを作ろうか考えました。

あーしたい、こうしたい、こんな事もできるように、あんな事もできるようにって、想像するだけでも楽しかったです。

でも、頭の中だけで描くだけでは進まないので、ウッドデッキ製作にあたって、まず自分の理想や条件を整理しました。

 (1)30万円以内(丸ノコ、インパクトドライバーなどの工具含み)

 (2)なるべく大きめ

 (3)頑丈さ(踏むとたわんだり、数年で腐るのはイヤ)

 (4)日除け(オーニング)、雨除けを取付けられるようにしたい

 (5)部屋から段差が少なく出入りできるようにしたい

 (6)通行中の人や隣家からの目隠しが欲しい

 (7)全部自分ひとりで製作したい

 (8)木目が見えるような仕上がりにしたい

 (9)庭に出れる箇所を2箇所つくる

(10)コンセントや照明器具を設置

(11)ペットに悪影響の無い塗料を使いたい

(12)洗濯物を干せるように物干しポールを取り付ける(脱着可能)

(13)挫折しない・・・必ず完成させる

(14)妥協しない・・・納得のいく仕上がりにする

などなど...

 

次に、これらを踏まえてイメージの表現(設計)です。

設計することでイメージを可視化し、必要な資材の種類、寸法や数量が把握できるようになります。

CADのスキルは無いので、エクセルで図面化しました。

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図面を書くと、イメージがリアルになります。

そして必要な木材を抽出すると...

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送料は含んでないですね。確か税込み金額です。(当時は消費税5%だったかな?)

最初は大引きや根太の間隔をもう少し広めにして木材を節約しようとしてましたが、ここをケチってはダメだということに気付いて修正しました。

間隔が広いと強度が弱くなります。床板を踏んだ時にたわんだりしてしまいます。

木材の購入先はリーベさんです。

床面とフェンスの木材数量は粗悪品を見込んで少し余裕を見ています。

結果、粗悪品は無かったのですが、寸法誤りで切断してしまって...

余裕をみてて正解でした。

上に記載しているのは木材だけの金額ですが、丸ノコ、インパクトドライバー、オービタルサンダー、ドリルビット、コーススレッド、塗料などトータルで30万円以下で収まりました。

0.DIYにハマったきっかけ

 ブログはもちろん、Twitterやインスタなどの投稿などもやったことが無いのですが、今回、ブログに挑戦してみます。

 

もうずいぶん前の話になるのですが、私がDIYにハマったきっかけについて、記録に残しておこうと思います。

 

 思い返すと中学生の時に美術の授業で、購入した木製の小物入れに彫刻刀でデザインする機会があり、そこで自分のイメージ通りに加工できる楽しさを味わった気がします。

これが原点だったのだと思います。

その木製の小物入れというのがこちらです。(筆箱として使ってます。)

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魚の周りを平らに深く掘るのが大変で、でも掘り終わった時には達成感、満足感がありましたね~。(懐かしい)

仕上げにニスを塗って、布で磨いてツヤ出ししてました。

その後に家庭科技術(だったかな?)の授業で木工製作で椅子を作ってさらに楽しかったんですが、それ以降は、何か彫刻したいなー、木で何かつくりたいなー。っていう衝動は何度かあったものの、なかなか行動に移せなかったんですよね~

 

それ以降、木工製作とは無縁の年月が過ぎました。

 

そして遂にDIYに目覚める時がやってきます!

 

それは、我が家を新築する際に庭をどうするのか考えた時に、「大きめのウッドデッキ欲しいな!」、「でも、業者に頼むと金額高いし...」、「そうか、自分で作れば安くつくし、好きなようにできる!何といっても作るの楽しそう!」ということで、ウッドデッキを製作するために必要な知識をインターネットや本などで深めていきました。

 特にインターネットで様々なサイトを訪問させて頂き、非常に参考になりました。

次ページ以降では、これからウッドデッキを製作する方の少しでも参考になればという思いも含めて記載したいと思います。